海に面していない山口県美祢市で、新たな特産品を目指します。

閉校した小学校でクルマエビの養殖が始まり、10日、園児が水槽に稚エビを放しました。



6年前に閉校した美祢市の旧赤郷小学校で、使われなくなった校舎を利用し新たな資源を生み出そうと、クルマエビの養殖が始まりました。

再生エネルギー事業などに取り組む愛知の民間企業「プロスペックAZ」のプロジェクトです。

本格的な生産を前に地元の園児16人が順番に放し、およそ5500匹の稚エビを水槽に入れました。

6つの教室に一つずつ水槽があり、今回は3万匹を育てます。

20センチほどに育てて、年末に出荷する予定です。

園児
「楽しかった!ちっちゃかった」
「これくらい大きくなると思う!」

山口美祢スマート陸上養殖赤郷生産プラント 杉山秀明 所長
「今の子どもが大きくなったときに住みやすいまちになるよう、守ってあげようとする強い意志を持って、前へ進みたいと思っています」

今後、県内10か所に養殖場を設置する予定で、旧赤郷小学校は生産データを集める拠点になるということです。