お盆の時期にあわせて帰省している来年春に卒業予定の学生などを対象とした就職フェアが開かれました。
就職フェアは山口県内で仕事を求める人と地元企業が直接話す機会を設けようと山口労働局などがお盆の時期にあわせて開いているものです。
山口県内に事業所があるおよそ140の企業が参加しました。
去年よりも参加する企業が増えていて背景には企業の人手不足とそれに伴う「売り手市場」があります。
山口労働局職業安定課 有吉喜太郎課長補佐
「現在は全ての業種において人材確保が難しい状態になっています。製造業や飲食、また運輸等については2024年問題を背景に人材確保が非常に困難になっている」
そうした中、企業の担当者は。
宇部工業 鈴木健太郎さん
「今年度から完全週休2日制にしてUターンしやすい、学生が働く環境を整備している」
会場には、午前の部だけで学生などおよそ90人が訪れ担当者の話に熱心に耳を傾けていました。
福岡から帰省中の学生
「大学で県外に行ったからこそ地元の良さがすごく分かったので山口県で就職して微力ながら何か貢献できたら」
山口労働局によりますと、この春、山口県内の大学などを卒業した学生の就職内定率は95.8パーセントで、そのうち、県内企業に内定した人は36.2パーセントにとどまるということです。