特別支援学校で学ぶ生徒が、きょう、手作りの日用品の販売を通じて地域の人と交流しました。

イオン東根店できょう、手作りの日用品を販売したのは、県立楯岡特別支援学校高等部の3年生たちです。授業の一環で、10年以上前から続く販売会、その狙いは?

県立楯岡特別支援学校高等部・木内澄江先生「作った製品を実際にお客さまに買っていただくという経験を通して、製品の流れを理解して働く力に結びつけるということ」

生徒たちはこの日のために、お皿や封筒など40種類以上の商品を3か月ほどかけて作ってきました。

県立楯岡特別支援学校・斎藤琉生さん「ガタガタにならないよう真っすぐ切るところがんばりました」

キーケースなど革製品を作った斎藤琉生さんです。

自分が作った物を手にした人の喜ぶ姿に心を打たれたと話します。

県立楯岡特別支援学校・斎藤琉生さん「とてもきれいで良いですねと言われました。作った方にすればとてもうれしいです。またやってみたいです」

そしてこの取り組みには、もう一つの目的があります。

木内澄江先生「地域の方との交流を通してコミュニケーション力を高めたり」

地域の企業から使わなくなった資材を貰い、それを材料にするなど、地域とのつながりを大事に長年続けられてきました。

お客さんは「その人その人の個性を生かして自分もできるんだと分かって仕事を何か見つけたりして自分の道を開けたら」

この販売会は、あさってまで開かれていて、あすからは1、2年生の生徒が販売を行うということです。