天童市の果樹園が、このほど、特別なリンゴを発売しました。そのリンゴで伝えることは?

王将果樹園・矢萩洋美専務「贈った相手に心を届けられるようなリンゴにしたいと思い作った」

天童市にある王将果樹園が作ったのはココロを伝える、リンゴ。
これは、リンゴにメッセージが書かれたその名も「ココロリンゴ」。文字がはっきり記されています。

どんなメッセージがあるかというと。おめでたい時には「祝」や「おめでとう!」。今がまさにシーズン!受験生には「合格」!大切な人には「ありがとう」や「感謝」のリンゴがぴったり。

王将果樹園・矢萩洋美専務「いつもは言葉で言えないことを物に付けてすっと渡すと自分のココロが伝わるかなと」

リンゴに文字を残すには日光を遮るシールを貼る手法が一般的ですが。こちらは食用のインクを使い特別な機械で文字を直接リンゴに印刷します。

王将果樹園・矢萩洋美専務「木の上でシールを使うこともできるが天気が悪かったり病気になったりするとやり直しができない。印刷なら文字も線も明瞭に出せる」

このリンゴは去年10月に収穫したものですが、特別な処置を施し、最大で半年間も飾って食べられる状態を保てるそうです。またこのリンゴ、印刷前に磨く作業をしているのは障がいのある人たち。こちらの農園では障がい者雇用を実施し農福連携にも一役買っています。

王将果樹園・矢萩洋美専務「おいしい時期が長く続くし飾っておくこともできるので目で楽しんでから舌で楽しんでもらえたらいい」

敷地内にある自動販売機でも買える「ココロリンゴ」。今後はメッセージの種類を増やすほかイラストなどのオーダーにも対応する予定だということです。