能登半島地震など大規模な自然災害が発生した時、救助活動などで大きな役割を果たすのが自衛隊です。

山形県東根市の神町駐屯地ではきょう、20歳を迎えた隊員を激励する「二十歳の集い」が行われました。

「皆さんは自衛隊の宝であり、我が国の宝です」

陸上自衛隊神町駐屯地ではきょう、20歳を迎えた隊員107人が『二十歳の集い』に臨みました。

今回は5年ぶりにマスクを着けずに実施。

隊員たちの表情は強い決意に満ちていました。そして、一人一人が壇上で目標を述べたあと、代表の各務愛翔さんが熱い決意を述べました。

陸上自衛隊神町駐屯地第6後方支援連隊第1整備大隊・各務愛翔3等陸曹「いついかなる時でも対応できるよう、いかなる任務にも即応し、任務を完遂できる強靭な隊員を目指し努力することが必要であると感じます。社会人としても自衛官としても見本となれるよう努力していきます」

大人になった隊員たち、家族への思いもあふれます。

陸上自衛隊神町駐屯地第6施設大隊・菅野翔聖陸士長「照れくさくていつもなかなか言えないけど、いつも本当にありがとう。もうすぐで社会人として3年目を迎えます。親元を離れてなかなか家族に会えない状況ですがこれからも色々と恩返しができるようがんばっていきたいと思います」


父・菅野清和さん「感無量です。気を張らないで自分なりの仕事を全うしてもらえればいいと思います」

会場には、隊員たちの成長に目を細める家族の姿がありました。
一方で、能登半島地震では、神町駐屯地から隊員18人が入浴支援などで被災地に入っています。

有事の際に大きな力を発揮する自衛隊。

隊員からは今後の災害支援で活躍したいとの声も聞かれました。

第20普通科連隊第4中隊・橋本愛叶士長「機会があったら女性の方やお子さんに寄り添えるような活動をしたい」
第20普通科連隊第4中隊・鈴木音彩士長「決断力のある自衛官になりたい」