今年のコメの作柄概況が発表されました。
予想収量は去年を若干下回っていますが、出来具合は平年並と予想されています。

東北農政局によりますと、先月25日時点での山形県内産のコメの予想収量は、10アールあたり前の年より5キロ少ない589キログラムとなりました。
これは、5月下旬の低温と日照不足の影響でもみの数が平年を下回ったことなどが要因とみられています。

また、コメの出来具合を示す作況指数は、県全体で「100」の「平年並み」となりました。
そして、日照時間が十分に確保されたことから、コメのふくらみが進み、登熟度は「やや良」を見込んでいるということです。
一方で、連日の猛暑によるコメへの影響については。
東北農政局山形県拠点統計チーム・古木裕樹統括統計専門官「(今の時点では)暑かったことが収量に直接、悪影響を与えたかどうかは、このあと出てくる結果だと思う」

県内では猛暑の影響でコメが白く濁る「白未熟粒」が確認されている田んぼもあります。
品質の低下が心配されていますが、最終的なコメの収量や品質は、今後、検査を行い、来月上旬に公表されるということです。







