4年ぶりに会場での作品上映となった、山形国際ドキュメンタリー映画祭の表彰式が11日行われ、インドの反政府デモなどを追った作品が大賞を受賞しました。

山形市で今月5日から開催されてきた山形国際ドキュメンタリー映画祭。

4年ぶりに会場で作品が上映された今回は、国内外のおよそ130作品が披露され、11日、表彰式が行われました。

10作品が賞に輝いたうち、最も名誉あるインターナショナル・コンペティション部門の大賞は、インド出身のパヤル・カパーリヤー監督の作品、「何も知らない夜」が受賞しました。

カースト制度や反政府運動について、実際のデモの映像を交え、インドの現実や未だに抱える問題を伝える作品です。

パヤル監督は受賞に際し、「この作品でインドの民主主義に対する不安を吟味してほしい。撮影に協力してくれた全ての人に感謝したい」とコメントを寄せています。

今回の受賞作品は、12日も市内2会場で再上映が行われています。

また、次回の映画祭は、2年後、2025年に予定されています。