山形市の小学校で3日、子どもたちが昔ながらの方法でコメの脱穀作業を体験しました。

山形市の村木沢小学校では、毎年、子どもたちが地域の農家と一緒に田植えや稲刈りなどを体験しコメ作りを学んでいます。3日は、5年生の児童たちが9月に収穫したもち米の稲を、昔ながらの農機具を使って、脱穀作業を行いました。

こちらは、江戸時代後期に使われていたという千歯という道具です。

鉄でできた歯のような部分で、稲ともみ殻を分けていきます。

子どもたちは、3日の体験を通して、当時の農家の苦労とコメを食べるありがたさを感じている様子でした。

児童「手作業だから大変だったし、力も必要だった」

児童「(脱穀してみて)気持ちいい。たくさんの人たちが、こうやって大変だけど米を作っているからすごいと思った」

村木沢小学校では、3日脱穀したコメを、来月学校行事で販売するほか、紅白餅にして児童たちに振る舞うということです。