消費者の生の声を聞き、学びを深めます。

山形県新庄市で農業を学ぶ学生たちが、23日、自分たちで作った農作物や加工品の販売を行いました。

山形県新庄市の県立農林大学校です。

ながい行列の先にあるのは…学生たちが育てた野菜。

こちらの女性のお目当ては、スイートコーンとアスパラガスです。

訪れた人「最初茹でてそのまま食べて、残ったところはむいて冷凍してシチューとかカレーに入れて食べる」

野菜経営学科1年・五十嵐悠人さん「野菜は体にもいいので、いろいろな方に農大のみんなでがんばって作った野菜を味わっていただきたい」

立派な農作物や加工品が並んでいますが、全て、学生たちが実習で作ったもの。

県立農林大学校では、生徒自ら作ったものを消費者に直接販売することを通じ、商品開発やコミュニケーション力の向上につなげようと、この「農大市場」を行っています。

こちらは、今が旬の佐藤錦。収穫までには苦労もあったそうです。

果樹経営学科1年・荒木歩さん「鳥が入ってきたときに、皆で追い出すことが大変だった。さくらんぼのすっぱさと甘さがいっぱい詰まっているので、僕たちのさくらんぼを皆さんに食べてもらいたい」

すっぱさと甘さ、そして、学生たちの情熱が詰まったさくらんぼは、消費者にも好評なようです。

訪れた人「みんな一生懸命がんばって良いもの作っているのでとても楽しみに来ている」

農大市場は年4回開かれ、次は8月22日に開催されます。