さくらんぼの生育状況を調べる作柄調査が、16日、山形県内各地で行われました。
今年は霜被害が懸念されましたが、生育は概ね順調なようです。

さくらんぼの作柄調査は、県が、調査対象の木から生育状況などを確認し、結果を公表するものです。
16日は県内48の園地で佐藤錦と紅秀峰の調査が行われました。
このうち、天童市荒谷の園地では、佐藤錦を対象に、実の数や大きさなどが調べられました。
県によりますと、今年は3月の気温が高かったことで生育が平年よりも10日ほど早く進み霜被害のリスクが高まりましたが、園地の温度を高く保つなどの対策したことで、最低限の量を確保できたということです。
県農林水産部・中野憲司技術戦略監「とても安堵、安心した感じのいい成り具合で、農家のかたがご苦労されたんだろうなと感じる第一印象です。山形のさくらんぼを全国でお待ちしているお客さまに笑顔で届けられるようにしっかり農家のかたと一緒になって取り組みたい」

16日の調査結果は、18日に公表されます。
なお、今年本格デビューする「やまがた紅王」は今回の調査対象に含まれていませんが、県では、目標の20トンを確保できる見込みだとしています。








