山形県鶴岡市では15日、伝統行事「神輿流し」が4年ぶりに行われました。
「よいしょー!れろれろれー」

山形県鶴岡市の鼠ヶ関に伝わる伝統行事、「神輿流し」。
地区の厳島神社の例大祭に合わせて毎年4月15日に行われるものです。
白装束姿の若い衆が神輿を担ぎ、豊漁を願いながら半日をかけ地区を練り歩きます。担ぎ手は、神社で祈祷を受けた「神の使い」。
地域の人たちは神輿が目の前を通ると酒を振る舞い、そして担ぎ手たちは酒を飲むことで邪気を払います。

担ぎ手たちは飲めば飲むほど、勢いが増し、さながら波のように…ゆらりゆられながら…集落を練り歩いていきます。

地元の人「町に活気が戻ってきてすごくうれしいです」
地元の人「最高です。せがれが2人出ているので」
中にはこの行事のため鼠ヶ関に帰ってきた人も。
担ぎ手「やっぱり楽しいですね。地元に帰ってきたって感じます」
そして祭りの最後には。
冷たい雪解け水が流れる川に神輿ごと入ります。

神を清め、海に還すという意味が込められています。
漁の安全と豊漁の願いを神輿に込めて鼠ヶ関が本格的な春を迎えます。








