4月15日・16日、山形県天童市で行われた春の風物詩、「人間将棋」。
将棋の里が多くの人でにぎわいました。
豊臣秀吉が家来を駒に見立てて将棋を楽しんだという故事をもとに将棋駒の生産地、山形県天童市で行われている「人間将棋」。
今回で68回目の開催となります。
初日の15日は、武将の衣装に身を包んだ加藤桃子女流三段と野原未蘭女流初段が対局。
盤上の駒武者に扮するのは地元の高校生たちです。二人の棋士の指し手に従い、盤の上を移動します。
「人間将棋」はすべての駒を動かさなければいけないという特有のルールがあります。
加藤桃子・女流三段「えーよくわからぬ!七三桂」
野原未蘭・女流初段「どう攻めればいいか、教えて欲しいでござる。四四歩」
武将言葉を使いながら一流の棋士が頭を悩ませている様子も「人間将棋」の魅力のひとつ。
会場に集まった多くの将棋ファンは、勇壮な時代絵巻に見入っていました。
イギリスから訪れた人「とてもよかったです。エキサイティングでした!」「コスチュームが良かった!」「演武もよかった」「棋士たちの会話もよかった。かわいかった。」
岩手から訪れた人「将棋あまり詳しくないですけど、人が動いていてすごく楽しかったです」
山形市から訪れた人「棋士の掛け声とか会話とかが面白くて楽しいです」
中にはアニメで人間将棋を見て海外から訪れた人も。
フランスから訪れた人「アニメで人間将棋を見たので来てみたかった。ほんとに楽しかった」
初日の対局は野原女流初段が99手で勝利。
やまがたの春の風物詩が多くの人を楽しませました。
(※映像を追加で掲載しました)







