高齢者に心強い助っ人です。

仙台市の大学生がきょう(9日)、山形県内の豪雪地で除雪ボランティアを行いました。

山形県の尾花沢市と大石田町で除雪ボランティアを行ったのは、仙台市の東北学院大学の学生21人です。

東北学院大学では、以前からこの時期に、尾花沢市と大石田町で除雪ボランティアを行っていました。

ただ、雪が少なかったり、新型コロナが拡大したりした影響で、今回、5年ぶりの実施となりました。

きょう(9日)学生たちは4つの班に分かれ、尾花沢市と大石田町の高齢者世帯で家の周りの除雪を行いました。

除雪に参加した学生「いい感じの運動になりました。住民の方が少しでも暮らしやすいと思ってくれるようにと参加しました」

高橋ヨソエさん「ありがたい。いっぱい積もっている時は安心して眠れない時がある」

尾花沢市で一人暮らしをする81歳の高橋ヨソエさんです。

学生たちは、雪で塞がれた1階窓の周りなどを5人がかりで丁寧に除雪していました。

手際よく作業は行われ、1時間ほどでご覧の状況に!

高橋ヨソエさん「安心するし、皆のおかげ。本当に助かる」

除雪に参加した学生「いろんな助けを必要としている方、そういう方の手伝いをしながら自分の経験にもして『手助けしてあげようよ』と広めていければ」

全世帯のおよそ3割が1人暮らしの高齢者世帯になっている尾花沢市。

高橋さんと学生の会話「一晩で(積雪)50センチ、70センチ」

除雪ボランティアは、お年寄りと若者との交流としても大切なツールになっているようです。