“不適切投稿”に専門家「幼さが垣間見える」

東北文教大学 人間科学部・花屋道子 教授「考えが足りないというか少し幼さが垣間見えるようなものがある」

発達心理学が専門の東北文教大学の花屋道子教授です。
花屋教授は、正しい知識を持たないまま、未成年がSNSを利用することに懸念を示しています。
花屋教授「ネットの世界に出したものが世界とつながりうるというところまで十分に認識された形で動画をアップしたかどうかは疑わしい」
これには、SNSの普及などの時代の変化で、未成年が意識する「周囲の目」が変わってきていると指摘します。
「周囲の目」がSNSによって変化…同じ目的や意識を持ったコミュニティに
花屋教授「行動を規制するような機能を持つ周囲の目は、自分にとって同世代の人たち」

花屋教授によりますと、以前の「周囲の目」は学校の外で関わる地域の人などでしたが、それがSNSの普及で限定されてしまったということです。

今は、いつでもどこでもオンラインでつながれるため、同じ目的や意識を持ったコミュニティがつくられ、そこでいかに「目立てるか」が重要になっていると指摘しています。

そのため、同じコミュニティにいる周囲の友人は「共犯者」にも「抑止力」にもなります。
花屋教授は問題を意識し、「抑止力」になってほしいと言います。
一方、家庭でできることは。