OECD経済協力開発機構が、農村部で行われている地域資源を活用した新たな取り組みの調査を目的に、きょう(10日)から山形県内を訪れています。

OECD経済協力開発機構は、国際経済全般を協議する機関で、日本やアメリカ、ヨーロッパ各国など35か国が加盟しています。


今回は、各国の農村部での技術革新や新たな取り組みを、ほかの地域の活性化につなげようと、訪問5か国のトップを切って山形県を訪れました。

訪問を受けた吉村知事が「山形県の取り組みから変革が起こることを期待している」と話したのに対し、OECDのエンリケ・ガルシラソさんが「都市部と地方の生活のギャップが非常に広がっている。地方の変革で問題解決ができるか学んでいきたい」と応じていました。



一行は、あさってまで朝日町や鶴岡市などを訪問し、農村づくりの現状などを探る予定です。

OECD ミシェル・マーシャリアンプロジェクトマネージャー
「酒蔵に行けるのをとても楽しみにしている。温泉地(湯野浜温泉)にも行くので楽しみにしている」


この調査は山形のほか、アメリカやスイスなど5か国で行われ、調査結果は世界に発信されることになっています。