山形市できょう(10日)、新春の伝統行事「初市(はついち)」が開催されました。
報告・矢野秀樹
「山形市内、かなり雪が強くなっている。大通りにはたくさんの露店が並んでいる。新春の風物詩が3年ぶりに中心市街地に帰ってきた」

江戸時代から続く山形市初市は、毎年1月10日に開催されています。

新型コロナの影響で、おととし、去年は、規模を縮小して行われましたが、今年は3年ぶりに目抜き通りでの開催です。きょうの山形市は、朝から雪模様。

そんな中でも、この日を待ちわびた大勢の人が訪れ縁起物の数々を買い求めていました。
訪れた人
「人通りがあるというのは良いですね」
報告・矢野秀樹
「朝10時になると同時にずらっと列が出来ています」

皆さんのお目当ては、かわいらしい干支の置物。

用意した80体は一時間ほどで完売したそうです。
訪れた人
「良かった。去年買いに行けなかったので。飛躍できたら良いと思う」
商売繁盛を願う縁起物のかぶを並べる熊谷達郎(くまがい・たつろう)さん。
普段は市場への出荷が中心で、店頭で販売するのは年に1度の初市だけ。お客さんとのやりとりに、達郎(たつろう)さんもこの笑顔。

農業・熊谷達郎さん
「他の露店もたくさんでお祭りのようで、こちらも楽しくなる。縁起物なので皆さんこれで縁起が良くなるように願いをこめて」

訪れた人
「今晩、かぶのかす汁してうち豆入れていただきます。今年も無事で過ごしたい」
初あめにも人だかりが!
「お店いっぱいあるのでゆっくりとあめ舐めながらお買い物してください」
大山製菓(おおやませいか)では、初市に合わせて新春にピッタリな新しい味を開発しました。

報告・矢野秀樹
「抹茶、新春にぴったり優しい味わい、癒されます」
大山製菓4代目・鈴木健太郎さん
「今年1年が良い年で迎えられるようにそういう思いで召し上がってほしい」

3年ぶりに中心市街地で行われた「初市」。みなさん、マスクごしに、笑顔があふれていました。
母親
「人いっぱいいてすごいね楽しい?」
娘
「うん。とっても!」
Q今年1年どんな一年にしたい?
娘
「しあわせ!」
母親
「健康で幸せな一年にしたい」
