■勇気ある「2人の一期生」
大きな目標として「全国高校駅伝出場」を掲げた同部だが、現在の部員はたったの2人しかいない。しかし、この一期生たちはそれぞれ強い気持ちを持って集まった。
彼らが部活動に求めたものとは。

山形五中出身の鈴木誠樹さんは、中学時代に野球部と陸上部を兼部し、東北駅伝にも出場した経験を持つ。高校では陸上一本に絞る決意を固めた。「新しくできた陸上部で、一番最初に入って新しい仲間と一から始めたいと思った」と語る鈴木さんは、まずは5000メートル16分台というタイムを当面の目標に据えて走り出した。

もう一人の一期生である加藤紘輝さんは、中学時代はサッカー部に所属、高校から陸上という未知の世界に飛び込んだチャレンジャーだ。「色々なことにチャレンジしていけるような人になりたい」と前を向き、山形県の猛者たちが集う「山形県縦断駅伝」への出場を力強く見据えている。
経歴も動機も違う2人。だが、新たな歴史の1ページを自らの足で刻もうとする思いは同じだ。そして、学校という特別なハコから生まれる連帯感は、なぜか2人をワクワクさせていた。
なんだかこの2人がタスキをつなぐ瞬間が、見たいと思った。







