人の可能性を信じる仕事
1日の刑務作業を終えた受刑者たち。夕食後から午後9時までは自由時間だ。本を読む者、じっとうつむく者、テレビを眺める者。刑務所の夜が更けていく。
土屋所長(当時)は、刑務所で働く意義について語る。
「刑務所で働く職員は、“人の可能性を信じる仕事”だと思っています。罪を犯したからダメと突き放すのではなく、ダメなところを変えて、いかに社会で頑張ってもらうか。多様性に応じた処遇ができるようになったことは拘禁刑の大きなメリットであり、効果が出やすくなっていると感じます。再犯率が低下するかどうかは、これからのことです」
「更生」と「再犯防止」を真に実現するために何が必要なのか。
新たな刑罰「拘禁刑」。人を変えるための試みと模索が、きょうも刑務所の現場で続いている。
しかし被害者の痛みが、被害者家族の悲しみがなくなることは、決してない。これもまた忘れてはいけない事実だ。








