子どものいる家庭で心配されるのが感染症です。
「リンゴ病」の患者数が、34週ぶりに警報レベルを下回りました。
しかし、再び流行期に入る可能性もあるとして県が基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。
「伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)」いわゆる「リンゴ病」は、微熱やかぜの症状などが出て両頬に赤い発疹が出るのが特徴で、子どもに多くみられます。

県衛生研究所によりますと、先月24日から30日までに県内26の小児科定点医療機関から報告があった「リンゴ病」の患者数は前の週より8人減少し25人でした。1定点あたりの患者数は0.96人で、34週ぶりに警報レベルを下回りました。

保健所別では、山形市で7人、置賜で7人、最上で3人など3つの保健所で警報レベルが続いています。

県によりますと、りんご病の感染は終息傾向にあるものの、2015年の冬から16年の4月ごろに警報レベルが続いたことがあり、まだ注意が必要だということです。
「リンゴ病」の感染経路は、飛まつ感染や接触感染が知られています。
県は、換気やこまめな手洗い、適切なマスクの着用など感染対策を徹底するよう呼びかけています。







