■県の方針へ様々な意見
出席者からは、県の方針に対して様々な意見が出されました。
全国農業協同組合連合 長谷川直秀 県本部長「せっかく(令和)6年産・7年産で上がってきた収入を維持・継続する視点が大切。今回の生産の目安に対して販売収入・農家の収入というメッセージがどこまで数字に入れ込んでいけるか」

県農業法人協会 黒沢信彦 副会長「オーダーがあればこその増産だと(鈴木憲和)大臣が言っていると理解しているが、県としてコメの増産にアプローチする気があるのか。あるとないのとでは全然違う」

井上農場 井上馨 代表「庄内平野の真ん中で農業をしているが、(周りは)どんどん辞めています。離農が加速的に進んでいます。ある人が『辞めるのも非常に苦しい、続けていくのも非常に苦しい判断に今は入ってしまっている』と」

県農林水産部県産米戦略推進課 中川文彦 課長「県産米を全国の皆さんに食べていただけるように生産を続けていきたい。それが需要に応じた生産。きょう専門の皆さんからご意見いただいたので、それを踏まえて(コメ生産目安の)数字を示していきたい」

来年の県の主食用米の生産目安は、来月1日に開かれる県農業再生協議会の臨時総会で具体的に示され、決められるということです。







