政府が需要に応じたコメの生産の方針を示す中、県は県内の来年の主食用米の生産目安について今年の生産実績よりもおよそ1万4000トン少ない数で検討していることがわかりました。

これはコメの生産者や農業者団体、県の担当者などが出席する県の稲作の今後の方針などを検討するために開かれた会議で明らかになったものです。

県によりますと、来年の県内の主食用米の生産目安は、国が示した来年の主食用米の生産目安と県産米の全国シェアから算定するということです。

きょうの会議で示された数値を基にすると、来年の県の主食用米の生産目安はおよそ33万4900トンになることがわかりました。

この量は、去年の生産実績と比べると3万トン近い増産になりますが、今年の生産実績と比べると1万4000トンほど減産になる計算です。