山形県酒田市の食品製造・販売会社が、国産のイカのみを使用していると表示しながらアルゼンチン産のイカを混ぜて商品を作り販売していたとして、県が表示の是正などを指示しました。
不適正な表示をしていたとして県から指示を受けたのは酒田市で食品製造や販売を行う山形飛鳥です。

県によりますと山形飛鳥は自社で製造した少なくとも59の商品で国産のイカのみを使っていると表示しながら実際にはアルゼンチン産のイカを混ぜて販売していたということです。

県の確認では不適正な表示は少なくともおととし9月から今年6月まで行われていました。
期間内で販売された商品の数は47万個に上るということです。
これをうけ県は山形飛鳥に表示の是正や原因究明の徹底などを指示しました。

県の調べに対し山形飛鳥は「酒田港沖でスルメイカの漁獲量が減ったためこのようなことをしてしまった」などと話したということです。
これを受け県は、県内の57の水産製品製造業者に注意喚起の文書を送りました。

また、県の指示に関連し、農林水産省が、新潟県に本社を置く飛鳥フーズに対しても同様の指示を行っています。







