孫を名乗る男からの電話をきっかけに、米沢市の80代の女性が現金700万円をだまし取られる特殊詐欺被害にあいました。
警察によりますとの今月12日、米沢市の80代の女性の家の固定電話に電話がありました。
女性が電話に出ると、孫を名乗る男から「コーヒーショップで、腹が痛くなってトイレに行った後、席に戻ってきたら財布と携帯と大事な書類がなくなっていた」などと言われたということです。
さらに、「送金しないといけない」「上司のお母さんもお金を用意してくれた」「俺も家からお金を用意した」「お金、家にいくらある」などと尋ねられました。
女性が700万円あると答えたところ、「お金を袋に入れて持ってきて」「俺は行けないから、別の人が取りに行く」「誰にも言わないで」などと頼まれたということです。
そして、女性は待ち合わせした喫茶店の駐車場で、現金700万円が入った紙袋を孫の代わりにお金をとりに来た男に渡しました。
しかし、女性は、孫の母親である自身の娘に連絡したところ、そのような事実はないことが分かり、警察に相談して被害が判明しました。
警察は、犯人が孫や警察官などを装い金銭を要求する「オレオレ詐欺」に注意するよう呼びかけています。







