6日に山形県米沢市の中心部・丸の内にクマが出没し、その後2頭の親子グマではないかとみられていた件で、米沢市の近藤洋介市長は、子グマとみられていた影は「岩」だったと明かしました。

当初2頭とみられていたクマは、1頭でした。

6日の午前に、クマは上杉伯爵邸西側の空き家の敷地にあるやぶに入り込み、それを市が上空からドローンで捜索していましたが、その際は熱感知のセンサーに2つの影が映り、2頭の親子グマではないかとされていました。

1頭は6日の夕方に箱ワナに入ったことが確認されましたが、けさになってももう1頭の所在がわからず、爆竹を使っても反応がなかったため、結果的に1頭だったと判断されました。

近藤市長は先ほど、子グマとみられた影について「その場所に岩があった。光があたって熱をもっていたのではないか」と話しました。

こうした判断を受け、市は午前8時40分に現場の警戒を解除し、捕獲されたクマは山中に運ばれ、駆除されたということです。

駆除したことについて近藤市長は「1度街に来たクマはまたやってくる可能性がある」と話しました。