山形県内最新の感染症の状況です。
「リンゴ病」の患者数は前の週より減少したものの依然として警報レベルが続いていて、県が注意を呼びかけています。
県衛生研究所によりますと、先月28日までの1週間で県内26の小児科定点医療機関から報告があった「伝染性紅斑」いわゆる「リンゴ病」の患者数は前の週より6人減少し85人でした。
1定点あたりの患者数は3.27人で、減少傾向にあるものの25週連続で警報レベルが続いています。
保健所別では、庄内で25人、置賜で18人など、県内すべての保健所管内で警報レベルが続いています。

「リンゴ病」は微熱やかぜの症状などが出て両頬に赤い発疹が出るのが特徴で、子どもに多くみられます。
また同じ期間に県内10の定点医療機関から報告があったマイコプラズマ肺炎の患者数は17人と2週連続で増加しています。

マイコプラズマ肺炎は発熱や頭痛、咳などの症状が見られる呼吸器感染症で、熱が下がった後も咳が続くのが特徴です。
県では飛沫や接触により感染するため、換気や手洗い、適切なマスクの着用などを
呼びかけています。
