きょう山形県鶴岡市の市街地近くの畑でクマの食害が相次いで確認されました。
市は、出没したクマが、おととい市街地で目撃されたクマと同じ個体で、再び街に出没する可能性があるとして注意を呼びかけています。
鶴岡市によりますときょう午前4時半ごろ、鶴岡市大半田(だいはんだ)地内の畑でスイカが食い荒らされているのが見つかりました。
近くには、クマのものと見られるおよそ17センチの足跡があったということです。

また、午前9時半ごろには、近くの畑でモモが食い荒らされているのが確認され、フンも見つかりました。
これらの食害はクマによるものとみられるということです。

この現場から100メートルほど離れた別の畑ではきのうの朝も、クマが農作物を食べたとみられる被害が確認されています。

鶴岡市では19日の明け方からおとといにかけて中心部でクマが相次いで目撃されました。

クマが最後に目撃された場所は、きょう食害が見つかった畑と川を挟んではいるものの遠い距離ではなく、見つかった足跡も似ているということです。

そのため市は市街地で目撃されたクマと同じ個体がスイカやモモを食べた可能性があるとしています。
市は、今後もクマが街に出没する可能性があるとして注意を呼び掛けるとともに、クマを見つけた際はすぐに市や警察に通報するよう呼びかけています。