出会い系アプリの利用をきっかけに、米沢市の男性が多額の現金など、380万円をだまし取られる詐欺被害にあいました。
8月3日、米沢市に住む60代の男性が、スマートフォンで出会い系アプリを使っていたところ、アプリで知り合った相手から「Hクラブの受付係」というLINEアカウントを紹介されました。
このアカウントから複数の女性の写真が送られてきたことから、1人を選んだところ、5000円の登録料が必要だと言われたということです。
男性は教えられた「Hクラブ」というサイトにアクセスし、会員登録、口座番号の入力をし、登録料として電子マネー5000円分を指示通りに支払いました。
その後、別のLINEアカウントを紹介され、さらに認証費用としてあわせて13万円を電子マネーで支払いましたが、その後も登録料や口座の再設定の保証金などとして次々とカネを要求されたということです。
さらに別のアカウントからも多額のカネを要求されるようになりましたが、いつまでたっても交際相手を紹介してもらえず、また返金もされず、カネを要求され続けたことから不審に思い、警察に相談して被害がわかりました。
被害額は電子マネーと現金、あわせて380万円にのぼるということです。
警察は、これは「異性を紹介する」などと言って金銭をだまし取る「交際あっせん詐欺」だとして、SNSで知り合った相手からカネの話が出たら注意するよう呼びかけています。