TUYの兵頭哲二気象予報士が、きのうのカムチャツカ半島付近の地震で出された津波警報に絡み、津波の危険性などを解説した。

「30センチの津波って危ないの?」

答えは・・・危ない。だからこそあそこまで警報を出し、「逃げて」と訴えるのだ。何もなかったことは拍子抜けではない。よかったと安堵すべきことなのだ。

では、なぜ津波は危険なのか。津波とは何なのか。これを知っておくことが、もしもの時に命を守ることにつながる。

■津波とは

普通の波は風などで海面が動くもの。風によって発生した小さな山が、幾重にも重なって動くイメージだ。

では、津波とは。一気に海面が持ち上がり襲ってくるイメージだ。この違いがお分かりだろうか。たとえ数十センチでも、海面全体が自分に向かってきたら・・・この恐ろしさを知ってほしい。