山形新幹線は来月1日から通常ダイヤで運転すると発表されましたが、1か月以上もの区間運休により県内の観光業に影響が出ているとして、きょう、県内の観光業の団体が県に対策をとるように要望しました。
要望を行ったのは県観光物産協会と、県旅館ホテル生活衛生同業組合です。

きょうは団体の代表が県庁を訪れ、新幹線の運休で観光客が減るなどの影響が出ているとして、吉村知事に夏の観光シーズンを迎えるにあたって対策とるよう要望しました。

団体によりますと、県内の7割の宿泊施設で去年に比べ予約数がおよそ2割減少しているほか、来月以降の予約数についても7割の宿泊施設が「少ない」と感じているということです。
山形県旅館ホテル生活衛生同業組合 山口敦史 理事長「6月17日に故障が発生して以来、予約の入り方が鈍化しているのが現状。8月以降のお客様への誘客キャンペーンをJRと県の方で一緒になってやっていただきたい」

吉村知事「多くの宿泊キャンセルが発生して予約状況も鈍くなっているということで観光誘客キャンペーンもしていく」

県は山形新幹線が通常運転になっても宿泊の予約などが回復するかわからないことから宿泊の割引や観光地の情報発信などを検討していくということです。
