先月29日に山形県尾花沢市の中心部で起きた大規模な火災で、現場に残されたがれきの撤去があさって(18日)から始まることになりました。

粉じんなどの二次被害を防ぐことが念頭に置かれています。

この火災は先月29日の未明に尾花沢市の中心部で起きたもので、住宅や店舗など8棟が全焼したほか、住宅1棟の壁なども焼けました。

焼失面積は、全焼した8棟でおよそ3215平方メートルにのぼります。

この火災によるけが人はいませんでしたが焼失面積が広く、がれきの粉じんなどによる二次被害が懸念されています。

これを受け尾花沢市は、市の建設業協会との災害協定を活用し、あさって(18日)から重機を使ってがれきの撤去を行うことを決めました。

現場にはがれき撤去に向け囲いが作られ、きょうは、市の職員などが看板を設置するなどしていました。

撤去作業は、まず市の公費で一括して実施される予定で、その後、火災保険で対応できる分は被災者に負担を求めます。

それ以外は公費で負担し、被災者の自己負担がないようにする方針だということです。