人口が減る中で、私たちの生活や地域経済には今後どのような影響があるのでしょうか。

専門家などの話をもとに分野ごとに見ていきます。

県内の人口は1950年の135万7000人をピークに減少し、今回、100万人を下回りました。

国立社会保障・人口問題研究所の予測では今後も減少傾向は続き、2030年には、およそ95万人。2050年には、およそ71万人と今よりも3割減少することが予測されています。

しかし人口は全ての世代で一律に減るわけではありません。

75歳以上の人口は2035年ごろまで増え続ける見込みです。

医療や介護の需要が高まる世代のため社会保障の負担が増えることが懸念されています。

また、死亡数が増える一方で、生まれてくる子どもの数は減っていて、その差が年々大きくなっています。

県内の小学校の数をみてみます。

2013年には292校ありましたが、2023年には223校に減りました。学校数は10年間で23.6%減少しています。

学校数の減少は今後も続くとみられています。