庄内浜の夏の味覚岩ガキの漁が解禁され、漁師たちによるカキの水揚げが始まっています。
遊佐町吹浦海域と、酒田海域の2か所では今月21日から岩ガキ漁が解禁されました。

こちらの吹浦漁港では、けさも漁師が海に出て岩ガキの水揚げを行っていました。

吹浦カキの会 篠川尚宏 会長「楽しみですね。始まるのは。毎年毎年」

吹浦の岩ガキはふっくら丸々としているのが特徴です。鳥海山からの伏流水が流れ込むことから、ミネラルも豊富だということです。

漁が解禁されたばかりの今でも十分な大きさですがこれから身もさらに大きくなっていきます。
カキを水揚げすると、最初に「カキ磨き」という作業が行われます。

殻に着いた藻や海藻などを落とすもので、漁師はカキを一つ一つ手に取り丁寧に磨いていきます。
豊かな資源を残すために岩ガキの漁は素潜りで行われ、収穫は漁師1人あたり5箱までと制限がかけられています。
そのため県外の市場などには出回らず、この時期に、庄内浜を中心にした地域だけで食べられる特別なカキとなっています。

吹浦カキの会 篠川尚宏 会長「ほとんど県外には、この牡蠣出回ってってないので、山形に来て、是非食べて、山形の良さを感じていってもらえればうれしいですね」

きょう水揚げされた岩ガキはあすの朝、セリにかけられるということです。