去年7月の記録的な大雨があった山形県酒田市の大沢地区で、復興の一助として
農作物が作られていない畑で学生たちも参加してマコモダケを育てる試みが始まりました。
酒田市の大沢地区は、農業を中心にした地域づくりを目指す国の支援事業、「農村RMO」に採択され、地域の人たちを中心に様々な活動が行われています。
去年の大雨被害から立ち上がろうと、交流人口の増加のため新しい作物の栽培に挑戦することになりました。

きょう植えるのは、このマコモダケという作物です。
イネ科の植物ですが茎の部分を調理して食べる少し珍しい作物です。

阿部彩人さん「あっち側は全部土砂で埋まってしまって、ここだけ生き残っている」

マコモダケの移植を行ったのは、山形大学農学部で農業を通じて地域の課題解決に取り組む学生10人。
大沢地区ではマコモダケが作られていましたが、去年の大雨でその畑は土砂に埋まってしまいました。
それでもそこから成長したマコモダケを別の畑に植え替えていきます。植え替える畑は地域の人が山間部を開拓したものの使われなくなった農地です。