山形県最上町の特産品であるアスパラガスが旬を迎えています。
去年の記録的大雨による被害や春先の寒さを乗り越え、今年も品質の良いおいしいアスパラガスに生育ったということです。
最上町では町の特産品として20年前からアスパラガスを出荷していて、その色づきの良さと食味の良さから主に関東方面などでの市場価値が高まっています。

去年は1キロ1455円と過去最高の高値となり、6億5900万円を超える売り上げとなりました。

きょうは、最上町で安全祈願祭と出発式が行われ、最上町の髙橋重美町長や県の関係者など50人が参加しました。


去年7月の記録的大雨では、最上町のアスパラガス畑も冠水するなど被害を受けました。
生産者らは被害を乗り越え生産を続けてきました。
今年は雪解けが遅く例年に比べ10日ほど出荷が遅れたということですが、その分甘みが強く、おいしいアスパラガスになったということです。

もがみアスパラガス生産協議会 菅正一 会長「茹でて食べてもらうのもいいですけど、炒め物とか天ぷらとかなんでも合いますんでおいしく食べてもらいたい。私はベーコン巻きがおいしいです」

式典のあと、1トンほどのアスパラガスを乗せたトラックが関東方面に出発しました。
出荷は9月末まで行われます。