子どもに多く見られる「リンゴ病」の患者数が県内では4週連続で警報レベルとなっています。

また、全国でも患者数が増加している百日せきも県内で多くの感染が報告されていて県が注意を呼びかけています。

県衛生研究所によりますと、先月28日から今月4日までに県内26の小児科定点医療機関から報告があった「伝染性紅斑」いわゆる「リンゴ病」の患者数は89人となっています。

前の週より3人減少しましたが1定点あたりの患者数は3.71人と4週連続で
警報レベルとなっています。

保健所別では、村山保健所で49人、山形市保健所で17人、庄内保健所で16人、置賜保健所で7人となっています。

「リンゴ病」は微熱やかぜの症状などが出て両頬に赤い発疹が出るのが特徴で、子どもに多くみられます。

また、全国で患者数が増加している呼吸器の感染症「百日せき」の患者数は県内で18人確認されていて、今年最多の報告となった2週間前の36人と比べて報告件数は減っているものの、去年の同じ時期に比べると報告件数が多い状況が続いています。

百日せきは、かぜのような症状などが出た後、激しい咳が数週間続くのが特徴で、
子どもを中心に感染が広がっています。

「リンゴ病」、「百日せき」ともに飛沫や接触により感染するため、県では引き続き、石けんでの手洗い、換気、適切なマスクの着用など感染対策を呼びかけています。