■技術者や多くの症例を共有!
今回の協力によって、M42では、山形大学の専門的な知識や技術を学ぶことができ、山形大学側では技術者の交流や、その先、より多くの症例を共有することができるということです。

また、重粒子線治療施設は現在、世界で15か所しかなく、治療方法の継続的な発展につながることも期待されます。
M42グループCEO ハサン ジャーセム アル ヌエイスさん「これはがん患者に対する新たな時代の幕開けになる。重粒子線治療をより多くの人に届けるために互いの力を結集することが実現した」

山形大学 永瀬智 医学部長「我々の技術を海外に展開できるのも非常に大きなチャンス。向こうで稼働するには技術スタッフの育成が必要になり、そういう方々を迎え入れて教育する国際貢献でもあり、国際交流も医学部として担っていける」

山形大学では、今後、環境や文化の違いを考慮しつつ、アラブ首長国連邦における
重粒子線治療施設の開設に向け、M42側のスタッフなどを招いて情報の共有や研修を進めていきたいとしています。