相次いで被害が確認されている特殊詐欺。
しかし山形県内では、詐欺被害を未然に食い止めるケースも多くあります。
きょうは詐欺被害を防いだ2人の男性に警察から感謝状が贈られました。
被害者が騙されていると気づいたきっかけとは。
警察から感謝状が贈られたのは、上山市の2人の男性です。
2人は当時、コンビニエンスストアで勤務していて、それぞれ別の事件で客を詐欺被害から守ることができました。
坂本さんは先月末、レジで対応した80代の女性から、「プリペイドカードを買いたい」と言われました。

セブン-イレブン上山朝日台1丁目店・坂本彰麿さん
「(プリペイドカードの)使い方がわかっているお客様は普通の商品と 同じように持ってくるが、どのように使ったらいいのかわかっていないお客様とかが詐欺に遭っているのではないかと疑ったほうがいいのかなと思います」
坂本さんは、女性に使い道を聞いてみました。
すると女性は「分からない。メールがきた」などとあいまいな返答をしたということです。
そこで坂本さんは女性のスマートフォンに届いたメールに記載されているURLを確認しました。
セブン-イレブン上山朝日台1丁目店・坂本彰麿さん
「見た目も古臭い2000年代、10年代前半みたいな個人で作ったようなサイトで、案内も少し不親切な感じのサイトでした」
その後の警察の調べで、女性はこの時、「遺産金を受け取るため」として、プリペイドカードの購入を求める詐欺に騙されていたことがわかりました。