岩手県で先月発生した大規模な山林火災。

延焼が続いた期間、この火災の状況を伝えるため、TUYを含むJNN各局が現地で取材を行っています。

TUYの記者が見た被災地では、試行錯誤しながら避難所で生活を送る人たちの姿がありました。

先月26日に発生した岩手県大船渡市の山林火災では、およそ2900ヘクタールが焼けました。これは大船渡市の面積のおよそ9パーセントにもなります。

この火災では最大で1896世帯、4596人に避難指示が出されました。

今月3日、延焼が続く中、避難所を訪ねると、この時期だからこその状況に対応する被災者たちの姿がありました。

深田倫寛 記者「避難所となっている越喜来小学校の体育館に来てます。きのうとはうってかわって非常に肌寒い朝を迎えました。体育館の中ではブランケットやジェットヒーターが昨夜から準備されたということです」

「これ増やしてます。(ダウン)ベストだな。ちょっと寒くなったけど大丈夫です。何とか頑張っておさまるの待ってます」

この日の朝は気温が1.8度まで下がり、前日の最高気温(14.4)との差は12度以上。

避難所では多くの人がダウンを羽織り寒さを凌いでいました。