会社の顧客情報を悪用し女性に卑わいな内容が書かれたハガキを送っていたとして、脅迫と個人情報保護法違反の罪に問われている54歳の男の裁判が、きょう行われました。
男は、新たに起訴された個人情報を盗用したことについても、起訴内容を認めました。
脅迫と個人情報保護法違反の罪に問われているのは、元・東北電力ネットワーク社員の男(54)です。
起訴状などによりますと男は、去年7月から9月までの間、会社のパソコンを使って契約者の個人情報を不正に入手し、県内に住む6人の女性に対し、自身と性的関係をもつよう要求するハガキを送ったとされています。
これまでに男は、脅迫の罪について認め、動機については「相手が性的な内容を読むのを想像すると興奮する」などと話していました。
きょうは新たに起訴された個人情報保護法違反の罪について審理が行われ、男は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は犯行について、犯行当時男は契約者の個人情報を見ることができる立場で、自宅で会社のパソコンを使い契約書の氏名、住所などを検索して情報を印刷していたなどと説明しました。
一方、弁護側は事実関係について争わないとしています。
次回は来月23日、被告人質問などが行われる予定です。