東日本大震災の発災からまもなく14年です。
山形市の文翔館ではきょうから、震災の記憶や被災地の復興の様子などを伝えるパネル展が始まりました。
テーマは「教訓が、いのちを救う。」です。
大内希美アナウンサー「こちらは陸前高田市の被災前・被災後・10年後の写真。会場にはそれぞれの被災地の経過がわかるパネルが並んでいる」



このパネル展は宮城県に拠点を置く3.11伝承ロードなどが開いたものです。

これらのパネルには未曽有の大災害を教訓にいつ・どこで起きるかわからない災害を自分事として考えてほしいという願いが込められています。
3.11伝承ロード推進機構 佐藤勝也 事業部長「14年も経過すると東日本大震災そのものを知らないという人が多くなっている。ぜひパネル展を見にきて確認してもらえれば」

また、会場では3月11日に行われるキャンドルナイトで使用されるキャンドルやボードにメッセージを記入するブースが設けられています。

きょうは県内の学生ボランティアも準備作業に参加し、活動を通して抱いたという思いを口にしていました。

東北文教大学ボランティア部 浦山結羽さん「伝えられる最後の世代なのかなというのがあって、小学生の時に経験した私たちの思いを経験したことのない人も多いと思うのでそういう人たちに伝えられたらいいと思う」

このパネル展は今月13日まで開かれています。