去年収穫されたコメの「食味ランキング」がきょう発表され、県産米は「つや姫」と「雪若丸」が最高評価「特A」を獲得しました。
特Aの獲得数は全国トップで、生産者などが徹底的に高温対策を行ったことが要因だということです。
「コメの食味ランキング」は日本穀物検定協会が毎年発表しているもので、コメの外観や味、香りなど5段階で評価します。

今回は全国143の産地品種が審査され、最も高い「特A」には39産地品種が選ばれました。

この数は去年に比べ横ばいで、このうち高温に強い品種が23産地品種となりました。
県産米では「つや姫」がデビュー以来15年連続、置賜の「雪若丸」がデビュー以来7年連続で「特A」に選ばれました。

また、去年「A」となった庄内の「雪若丸」も「特A」に返り咲きました。
特Aの獲得数は、全国で最も多くなっています。
西日本では去年8月の残暑などの影響で評価を落とした品種が多くありましたが、北海道、東北地方では、評価を落とした品種はなかったということです。

日本穀物検定協会 山下哲明 業務担当理事「北海道、東北は天候条件に恵まれたことに加えて、県や生産者団体、生産者が一体となって高温対策に取り組んだとことが良食味の生産につながったのではないかとみている」

一方、去年「A」となった「はえぬき」は、今年も「A」評価で、「特A」に返り咲きとはなりませんでした。
しかし、今年度は一等米比率も大幅に回復しています。
吉村知事は「生産者の皆様の努力の賜物。今後も気候変動に負けない米づくりを生産者、関係機関と連携して進め、品質、食味、収量の三つ揃った「米どころ日本一」を目指し取り組んでいく」とコメントしています。
