■とっさの行動

助けを求める声を聞き、2人がとった行動が。

山口邦昭さん「底が見えないんですけど、この中に降りて行って、2人で起こしあげて、引き上げて、ここ(地面)にあげた」

雪に埋もれて呼吸が難しい状況だった被害男性に対し、2人のとっさの判断が尊い命を繋ぎとめました。

山口邦昭さん「引き上げる前に顔だけ出して、息できる状況をつくってから自分たちで救助できない場合もあるので、早めに119番通報をした」

置賜広域行政事務組合消防本部 青木信徳 救急救助課長「2人が早期に雪を除くなど、顔周辺を出していただくことによって、呼吸が確保されて、非常に有効な活動をしていただいたと感謝しています」

消防では、このような雪害事故の現場に居合わせた場合、まずは自分の身の安全を確保し、大きな声で助けを呼ぶこと。

また、雪下ろしを行う際は、ヘルメットや命綱などの安全装備を着用し、複数人で作業をすることが重要だとしていて、注意を呼びかけています。