山形県内に山積する課題解決のための新たなビジネスを立ち上げた"高校生起業家"がきょう誕生しました!

若者の県外流出に歯止めがきかない中、高校生のビジネスが山形の未来を変えるかもしれません。

きょう起業を発表したのは、山形市の惺山(せいざん)高校に通う生徒です。

惺山高校では、自分の関心事や地域課題の解決策をビジネスに展開する「起業教育」に取り組んでいて、きょうは山形市や学校関係者などを前に、3年生2人が
ビジネスプランを発表しました。

惺山高校3年 管悠南(かん・はるな)さん「少子高齢化、地域消滅といった言葉を突破していきたいということが、私の事業の目的となっております」

管さんが展開するビジネスは、「eスポーツ」などのイベントの運営や事務の代行。

管さんは高校でパソコンやゲーム機を使ってスポーツ競技などを行う「eスポーツ部」に所属していて、去年11月には山形市でeスポーツイベントの企画・運営にも携わりました。

惺山高校3年 管悠南さん「山形には若者が楽しむ場、例えば娯楽や遊び場が少なく、山形を抜け出してしまう、出て行ってしまうケースがとても多いです。私もeスポーツイベントを通じて、山形を盛り上げていきたいなと」

そこで考えたのが、娯楽を提供する場と、娯楽を求める若者とのマッチング。

これまでの経験をビジネスに結び付けました。

惺山高校3年 管悠南さん「今は、開業届の手続きと、書類の作成をしていました」

管さんはプレゼンテーションの直前、事業の「開業届」を提出。

すでに、来月開催のイベント事業を請け負っていて、今後、実績を重ねていきたいとしています。