去年7月の大雨被害からの早期復旧を目指す会議がきょう、開かれました。

山形県内での被害額は現時点で1116億円に上り、そのうち農林水産関係の被害額はおよそ332億円にのぼるということです。

この会議は、県庁全体で被害の情報共有を図ろうと去年10月から開かれていて、今回で3回目です。

吉村美栄子 知事「総額で約1116億となっております」

県によりますと、去年7月の大雨による県内での被害額は、おととい現在でおよそ1116億円に上ります。

このうち、農林水産関係の被害額はおよそ332億円。

内訳は米やそば、キャベツなどの農作物等への被害がおよそ73億円、農地や農業施設などへの被害がおよそ176億円、森林関係への被害がおよそ62億円に上るということです。

復旧状況については、今年春の作付けまでに農地でおよそ7割、農業用施設で約6割を見込んでいます。

県によりますと、復旧が完了できない農地に関しては作付け品目の変更を検討するよう呼びかけていくということです。

県ではこの会議を、2か月に1回を目安に開いていくとしています。