■なぜ銃ではなくワナでの捕獲?
クマが倉庫に入り込んだおととい、現場付近では銃のようなものをもつ猟友会のメンバーの姿も確認できました。
しかし、なぜ今回は、麻酔銃や猟銃を使わずワナでの捕獲を目指したのか、酒田市や県に取材しました。

酒田市や県によりますと、鳥獣保護法の規定により麻酔銃や猟銃は建物の中では使用できないと解釈できるということです。
今回、クマは倉庫の奥にいたことから発砲は難しい状況でした。

また、麻酔銃の麻酔はニホンザルを想定しているため、クマに対し即座に効果が出るか確証がもてず、暴れて二次的な被害が出ることなども想定されたということです。

市や警察ではクマの警戒を続けるほか、登下校の時間帯には通学路などを重点的に
パトロールしていくということです。
