会社の顧客情報を悪用して女性に卑わいな内容が書かれたハガキを送り脅迫したとして起訴された54歳の男の裁判が、あすも山形地裁で行われます。

前回までの裁判で何を語ったのかなを振り返ります。

裁判は11月に始まり、男は起訴内容を認めています。

脅迫の罪で起訴されているのは元・東北電力ネットワーク社員の斎藤良弘(さいとう よしひろ)被告(54)です。

※送検される斎藤被告

起訴状などによりますと斎藤被告は、会社の顧客情報を悪用して県内に住む20代と30代の女性に対し卑わいな内容が書かれたはがきを送り自身と性的関係をもつよう脅迫したとされています。

その数、20人以上。

11月の裁判で斎藤被告は「間違いありません」と起訴内容をみとめました。

弁護側も事実関係に争いはないとしています。

これまでの取材で斎藤被告は、動機について「相手が性的な内容を読むのを想像すると興奮する」などと供述してることがわかっています。

斎藤被告は以前、東北電力ネットワークに勤めていて、個人情報を扱う部署の管理職でした。

斎藤被告は東北6県と新潟県の契約者の個人情報を見ることができる立場だったということです。

検察側は、斎藤被告がほかにも複数同じような脅迫をしていたとして追起訴し、あすはこうした内容にも触れていくものとみられます。

20人以上もの女性に性的関係を迫るハガキを送った男が、今後何を語るのか注目されます。