任期満了にともなう山形県知事選挙がきょう告示され、現職と新人の2人が立候補し、17日間の選挙戦が始まりました。
県知事選挙に立候補をしたのは、届け順に、無所属の現職で5選を目指す吉村美栄子(よしむら・みえこ)さん(73)と、無所属の新人、金山屯(かなやま・じゅん)さん(84)の2人です。

吉村さんは、今回初めて支援を決定した自民党県連の関係者なども集まる中、出陣式を行い、その後、山形市内で支援者を前に第一声を上げました。
現職 吉村美栄子 候補「豪雨災害からの復旧復興、これを一日も早く成し遂げるということが大事だというふうに思っております。これまで積み重ねてきた経験をいかすとともに、県民の皆様と一緒になってチャレンジを続けていくことで、誰もが住みやすい安心安全な山形県を実現しワクワク感のある未来をつくっていきたい」
吉村さんは去年7月の大雨災害からの迅速な復旧・復興の推進による防災力の強化のほか、子育て支援の充実や山形新幹線のトンネル整備などを公約に掲げています。
新人 金山屯 候補「私は山形県の皆さんに、特に若者たちに、こんな日本を、世界の若者たちに比べて全く無関心なこの子どもたちに今こそ政治の大切さ、君たちの一票で日本が変わる、山形県が変わる、世界が変わる、そんな勢いを持ってほしいと思って・・・」
無投票当選の阻止を目的のひとつに先月、出馬を表明した金山さん。
県内の高速道路にあるトンネル内の最高速度を50キロに制限することや、性的マイノリティのカップルを婚姻に相当する関係と認める「県パートナーシップ宣誓制度」への反対などを公約に掲げています。
きのう現在の県内の有権者数は87万1787人。

一部の地域を除いて今月26日に投票が行われ、即日開票されます。
