山形県寒河江市の森林研究研修センターで、整備が進められていたスギの種を採る施設が完成しました。

ここで生育されているスギにはある嬉しい特徴があるんです。

今回完成した施設は、県が進める「再造林率100%」を達成するために有効なスギの「特定母樹(とくていぼじゅ)」の増産を進めようと県内で初めてつくられたものです。

「特定母樹」とは、在来の品種と比較して成長が1.5倍以上早く、材質が良くて雪などにも強いより成長に優れた特性を持つ木です。

成長が早いぶん下刈り作業の労力軽減や短い期間で収穫できて二酸化炭素を多く吸収できることから地球温暖化の抑制に繋がるとされています。