福島市に住む67歳の僧侶の男が岩手県や山形県の3人から祈祷料として800万円以上をだまし取っていたとして、きょう逮捕されました。

男は祈祷の契約を結んだ際に契約解除について書かれた書類を渡さなかったとして
先月、同じ宗教法人の僧侶2人とともに逮捕されています。

詐欺の疑いで再逮捕されたのは福島市の僧侶の男(67)です。

警察によりますと男はおととし6月ごろから今年3月ごろまでの間に岩手県一関市の84歳男性など3人から、800万円以上をだまし取った疑いが持たれています。

男は被害者たちに「悪い因縁や原因を取り除くためには祈祷が必要」「有名寺院に祈祷させる」などと言い、祈祷料として金をだましとっていました。

警察では捜査に支障が出るとして男の認否を明らかにしていません。

男は先月、祈祷の契約を結んだ際に契約解除について書かれた書類を渡さなかったとして同じ宗教法人の僧侶2人とともに逮捕されています。

3人はこれまでに東北地方を中心に330人以上から4億円以上集めているということで警察ではさらなる余罪についても調べを進めています。