県警の鈴木邦夫本部長は、先月、三川町で起きた殺人事件について、現在も容疑者の確保に至っていないことについて「県警察の総力を挙げて今後も捜査をしていく」と事件解決への姿勢を示しました。

去年8月に県警の本部長に着任した鈴木邦夫本部長は、人事異動に伴いあす離任することになり、きょう、離任会見を開きました。

鈴木本部長は今年8月に異動の予定でしたが、7月の記録的な大雨の被害対応のため延期になっていました。

この大雨では、救急要請をうけ現場に向かった警察官2人が命を落としています。



県警察本部 鈴木邦夫 本部長「本合海における2名の警察官が殉職した事案について、最大の悲しみです」

2人の警察官が増水した川の水に流され命を落としたことを受け、会見では、今後も警察官の安全確保に努めていくことが重要だとしました。

また、先月、三川町で90歳の女性が殺害された事件について容疑者の確保に至っていないことについては。

山形県警察 鈴木邦夫 本部長「捜査本部ができる事案でありますから非常に県民の治安に大きく影響すると思います。まさに県警察の総力を挙げて捜査を今までもしてきましたし、今後もしていっていただけるだろうと信じています」

後任の本部長は、あす、千葉県警警務部長の水庭誠一郎(みずにわ・せいいちろう)警視長が就任します。